数日前に、小玉さんのストーリーズで見かけて気になっていた「視座の上げ方」
この記事で分かること
- 「視座」とは?定義
- 視座の高い人、低い人の特徴
- 視座が高い/低いと、どうなる?
- 視座の上げ方について
(視座ってなんだろう…)って思いますよね?
視野の広さ、ともまた違う「視座」について、小玉歩さんのライブを書き起こし記事にまとめます。
もくじ
- 1 なぜ「視座」について語るのか?
- 2 そもそも視座とは?
- 3 視座が低いとき、高いときの違い
- 4 視座が低い人の特徴
- 5 視座が高い人の特徴
- 6 いちど高まった視座は下がらない!
- 7 どうやって視座は変わる?
- 8 視座は大きく2つの考え方がある
- 9 短期間に稼ぐのが得意なのは…?
- 10 視座が高い人の4つの要素
- 11 年齢を重ねても視座が上がらない人の要素
- 12 視座の高い、低いの決定的な違いとは
- 13 視座の高い、低いが人間関係に関係してくる
- 14 視座が高い人、低い人が運営するコミュニティ
- 15 視座の低さがもたらす致命的な「損失」
- 16 高い視座を得る3つの要素
- 17 振り返り:よくある落とし穴3つ
- 18 視座が上がってくると
なぜ「視座」について語るのか?
小玉さん
日々、いろんな人とコミュニケーションを取る中で
- 20代だけど「大人びてる」人
- 同世代、または年齢が高くても「幼稚」な人もいる
さらに、
- 何でこのタイミングでその発言しちゃうの?
- 何でそこでその行動取っちゃうの?
という訳分からないことが起きたりする。
小玉さん
小玉さんは今回、本や色々なことから学び、理解できたのでライブでシェアしてくださいました✨
そもそも視座とは?
小玉さん
「視野の広さ」ともまた違う「視座」
視座が低いとき、高いときの違い
ちょっと分かりにくいので「視座の違い」を会社内で判断を任されたときで例えると…
📍新しいプロジェクトの提案をする場合
視座が低い状態では、
視座が低い
視座が低い
視座が低い
で考えます。一方、
視座の高い状態では、
視座が高い
視座が高い
視座が高い
ということを考える。
小玉さん
視座が低い人の特徴
🤔なんでこの人と話すと疲れるんだろう
🤔なんでこの人は同じ失敗を繰り返すんだろう?
🤔なんでこの人は周りから避けられているんだろう?
🤔誰に会っても悪口を言われている…
視座が高い人の特徴
😊この人といると視野が広くなる
😊この人と話すと心が温かくなる
😊この人がいると安心する
小玉さん
いちど高まった視座は下がらない!
小玉さん
それは、不可逆な思考パラダイムの遷移だということ。
引用:https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/column/%E7%AC%AC15%E5%9B%9E-%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A0
*不可逆=行ったり来たり、自由にできない状態のこと。
小玉さん
「視野」は…広がったり狭まったり、広くしたり狭くしたりできる。
けれど、視座は「認識(考え方)」の違いから生じるものなので、簡単には変わらない。
例えば、
1+1=2、という考え方は、なかなか変わらない。
1+1=5、と認識を変えようとしても、根本から何かが変わらない限り、なかなかそうは思えない。
視座を上げたいAさん
どうやって視座は変わる?
一般的には、年齢や経験年数を言われたりするけれど、それは大きな誤解。
同じ経験が5年あるとして、めちゃめちゃ成長する人と、そうではない人もいる。
小玉さん
視座の高い人
視座の低い人
同じ5年でも全然変わってくる。
仕事のできるできない、能力の高さと視座の高さは比例しない。能力が高くても視座が低い人はいっぱいいる。
めっちゃ稼ぐ能力あるはずなのに、
🤔なんでここでこんな発言するんだろう?
🤔こんな行動取るんだろう?
🤔なんでそんな選択するんだろう?
ってことはよくある。
小玉さん
視座は大きく2つの考え方がある
視座が高い状態だと、自分の行動や発言が、どこまで影響するか?を「時間軸」と「影響」で捉えることができる。
- 時間軸…今日、明日、1年後、5年後、死ぬ直前まで見通して考えられるか
- 影響力…どれだけ相手や、その周りの人たちのことまで考えられるか
によって変わってくる。
視座の高さが変わってくると、(自分の発言や行動が)どこまで影響するか?想像できるようになる。
短期的に稼げる人は視座が低い
小玉さん
短期的にめちゃくちゃ稼ぐ人は、能力が高くて視座が低い人。なぜなら、こういう尖った発信をしたら「この人はこう思うし」「別の人はこう思う」「さらに他の人はこう思う」
そして、このタイミングでこの発言をしたら…「1ヶ月後にはこうなるし」「半年後はこうなっちゃう」と想定できてしまう。
サリー
小玉さん
気にして言えなくなるときは「ちょっと言いづらいな…」と思うけれども、これを言わないことによる半年後、1年後の影響というのを考えると「言った方がいいな」となったりする。
短期間に稼ぐのが得意なのは…?
小玉さん
*ここでいう短距離走=短期間にめちゃくちゃ稼ぐこと
こういう人には、短距離走では勝てない。だって、周りへの影響も時間軸での先々への影響も、見えていないから。
みんなの周りにもいると思う。
めちゃくちゃ稼ぐけど、発言や行動、選択が幼い人・・・
小玉さん
視座が高い人の4つの要素
これまでお話したように、同じ歳でも視座が低い、高い人がいる。
シンプルにこれまでの人生経験によるものですが、大切な「4つの要素」があることが分かった。
視座が高い人の要素4つ
- 幼少期からの習慣で、日々の振り返りをしている
- 責任ある立場の経験
- メンターの存在
- 失敗と成功の経験
1、子どもの頃から日々の振り返りをしている
例えば運動部で、反省ノートなどを書いていた人。
意味あるのかな?って思うけれど、これは「メタ認知」という非常に高度な思考訓練。
小玉さん
この方法合ってるかな?もっといい方法あるかもしれないとか、勉強しながらも「どれぐらい理解できているのかな?」「分からないか?」など確認しながら客観的に自分を見ている。
「何が分からないか分からない」というのは、メタ認知できていない状態。
小玉さん
2、責任ある立場の経験
単なる役職ではない。自分の行動や判断が「他者に影響を与える」という実感を伴う経験。
学生であればクラスの委員長、部活のキャプテン、主将、企業であれば、プロジェクトリーダーとか、自分の判断の結果を直接的に感じることのある経験。
振り返り方も大事
- 自分がなぜその行動を取ったのか?
- 自分がその時、何を考えたのか?
- 合ってたのか、間違えてたのか?
- もっと別の考え方があったのか?
小玉さん
3、メンターの存在
ただ答えを教えてくれるだけではないメンターが良い。
メンターの捉え方自体が視座に影響を与えるので、
- 問いを投げかけてくれる人
- 短期的な解決策じゃなく、本質的な理解を促してくれる人
- 経験を踏まえた具体的なフィードバックをくれる人
小玉さん
4、失敗と成功の経験
結果から、どう学ぶか?
視座が低い状態だと…
視座が低い
視座が低い
視座が低い
何かのせい、他責にしがち。
視座が高ければ…
視座が高い
視座の高い人
視座の高い人
同じ失敗、経験からでも、そこからの学びの質が変わる。
つまり、これらをひっくり返すと…
年齢を重ねても視座が上がらない人の要素
小玉さん
1、内省をしない
自己批判を避けたい、他者からのフィードバックを受け入れない。
2、経験の解釈の誤り
表面的な解釈で満足したり、自己防衛的な解釈、他者の視点を考慮しない、せっかくの成長の機会を逃す(責任のある立場を避けたい)、難しい課題から逃げたり、安全地帯にとどまる。
小玉さん
同じ43歳でも、すごい大人だなぁと思う人と、めちゃくちゃ子どもだなぁ~…ほんとに同級生かな?と思う人がいる。
視座の高い、低いの決定的な違いとは
小玉さん
視座の低い人
視座の低い人
視座の低い人
もう、自分が認められたい!という思いが先にある。
視座の高い人
視座の高い人
視座の高い人
と考える。
小玉さん
時間軸と範囲の違い
📍視座が低い人は…
時間軸…数日~数週間しか考えられない
範囲…自分のことしか考えられない🥺
📍視座が高い人は…
時間軸…数か月、5年、10年、
範囲…自分が関わるコミュニティ、組織、社会、のことまで考えられる✨
具体的な行動でいうと
問題が発生したときに
📍視座が低いと…
感情的になったり、他人を批判したり、責任転嫁したり、その場しのぎの対応をする。
📍視座が高いと…
状況を冷静に分析する、関係するそれぞれの人の立場を考える、本質的な解決策を探る、再発防止まで考える
SNS、オンラインビジネスで考えると
📍視座が低いと…
とりあえずフォロワー増やす、再生回数増やす、短期的に儲かることを考える、「ブランド毀損(きそん)するな~…でも儲かるからイイ☺」と思ってもやる、批判的なコメントに感情的に返信したり
結果としてエンゲージメントが下がったり、リピーターが減る、業界内で評判が悪くなる、収益が急激に下がる
📍視座が高いと…
コミュニティの質を重視したり、持続的な価値提供を考えたり、建設的な対話を心掛けたり。
さらにここまでくると極まってきますが…批判的なコメントも改善の機会として捉えたり。
こういう考え方や行動を取ることで、強固なコミュニティが創れたり、安定的な収益化ができたり、業界内で高い評価を得られたり、新しい機会が生まれたりする。
小玉さん
*如実(にょじつ)=実際、現実の通り、ありのまま
視座の高い、低いが人間関係に関係してくる
時間軸と範囲が影響するので、
📍視座が低い人間関係では…
表面的な関わりしか持てない、深い信頼関係を築けない、重要な情報や機会から疎外される
小玉さん
なぜならば、視座が低いから、自分で機会を失っていることにも気付かないし、なぜ距離を置かれているか分からない、改善のフィードバックももらえない…から。
📍視座が高い人間関係では…
深い人間関係を築ける、重要な情報が自然と集まる、高い機会が断続的・継続的に生まれる。
周囲に相談される機会も増えるので、自分にも周りにとってもプラスな立場になれる。
視座が高い人、低い人が運営するコミュニティ
特にオンラインビジネスでは、オンライン上でのコミュニケーションがすごく重要になる。
オンラインが持つ特殊な性質(発言が過激になっちゃうような)環境では、視座が高い低いは、めちゃくちゃ顕著に影響してくる。
例えば、極端な話、オンラインサロン/コミュニティをやろうとすると
📍視座が低い人のコミュニティは…
数が集まればいい、なるべくラクして月額料金もらえればいい、自分の利益を最大化したい
結果、メンバーの学びが浅い、継続率が下がる、不平不満が外に出て広がっていく・・・
📍視座が高い人のコミュニティは…
メンバー同士が学び合える機会をどう作ろうか、ひとりひとりの成長をどうサポートできるか?この価値をどう、コミュニティ外に生み出せるか?を考えて運営される。
そうすると、自然と気づかないうちに、メンバーが自主的に学び始めるし、継続率も高くなる、口コミで評判が広がる。
小玉さん
視座の低さがもたらす致命的な「損失」
気付かないうちに「重要な機会を失う」のはなぜか?
理由:周囲が教えてくれない、、
はじめは周りも、
- この人の教えてあげよう
- きっと気付いてくれるはず
- 成長の機会を提供しよう
としてくれる・・・が、
- また同じことの繰り返しだな
- 言っても理解してもらえないな…
- エネルギーを使うだけかも…
と、だんだんなってしまう。
最終段階、関わるのを止めよう、距離を置くしかない、何も言わずに離れようとなる…
小玉さん
結果、情報からの阻害、会社だと重要なプロジェクトから外される、「あの人に紹介してもいい事なさそう…」と紹介してもらえなくなる。
こうなると悪循環で、周囲から諦められてしまうと、重要な情報や機会も入らず、失敗や孤立が増える、視座の低い状態が続いてしまう。
みんな
高い視座を得る3つの要素
1、メタ認知の習慣化
1日5分でいいので、その日の出来事を振り返る。
小玉さん
その日にとった行動や判断で、
- なぜその選択を取ったのか?
- 誰にどんな影響があるか?
- 別の選択肢はなかったか?
というのを毎日5分でいいから振り返る。
小玉さん
2、時間軸の意識的な拡張
視座が低いと、早く結果を出したい、面倒な作業をカットしたいし、周りが動いてくれないかな~と思う。
時間軸を広げると…
1年後こういう状態になるために、半年後にこうなってないといけない、そのために1ヶ月後にはこれやってないといけない、そのために今日はこれをやろう(終えよう)、となる。
1年後から今日、明日を振り返る。
1年後どう繋がるか?半年後にどう繋がるか?そういう風な考え方をする。
(余談ですが…)
今日は小玉さんからの呼びかけで、フロントラインワークス内のメンバーさんと「お茶会」がありました✨
私(サリー)が抱えていた1つの大きめな作業が終わり、ちょっと一息ついた感があり…次の質問をしました。
小玉さん
「ゴール??」ってその場にいた先輩含め、全員にキョトンとされてしまいました。。
小玉さん
サリー
「より良く死ぬためにどうしたらいいか?」しかない。というのが時間軸の考え方。
3、影響範囲の拡大
同心円を描くように広げていく。
(人に限らず)影響の範囲は、
- 最初は直接の関係者、すぐに表れる結果、目に見える変化
- 間接的に関わる人たちへの中期的な変化、そこからどう波及するか
- 組織全体への影響、社会への貢献、長期的な価値
という風に広げていく。
(影響の範囲の)効果的な振り返り方
インスタライブをしたとき…
- 事実の確認…わたしは何を話したか?どんな提言をしたか?
- 影響の確認をする…周囲の反応はどうだったか?どう受け止めたか?
- より良い伝え方は無かったか?…抜け落ちている視点は無かったか
メタ認知ができるようになってくる。
メタ認知ができないと…
- 今日の結果
- すぐの結果
- すぐの反応
をどうしても求めたくなってしまう。
小玉さん
振り返り:よくある落とし穴3つ
1、すぐに結果を求めすぎる…変化は小さな気付きで始まる
2、振り返りが自己批判に終わると良くない…大事なのは「じゃあどうしよう?」と改善点を見出すこと
3、理想が高すぎる…小さな進歩の積み重ねが大きな変化に繋がる
小玉さん
例えば…怒りが高まると、
視座が低いとき:感情的な反応しかできない
視座が高まると:この感情をどう活かせるか?
新しい選択肢がみえてくる。
視座が上がってくると
判断のクセに気付き始める、他者の反応を意識するようになる、選択肢を複数考えられるようになる、周囲への影響を予測できるようになる、長期的な視点が習慣化する。
毎度まいど、何かを考えるときに、半年後、1年後、5年後、10年後…と先のことまで考えることが習慣化する。
誰かに何かを提案するときも、より建設的な提案ができるようになる。
視座の高さ、上げ方、ビジネスだけでなく生きるうえで重要になってくる。何か起きたときもドンと構えられる。
小玉さん
ということで、1日5分の振り返りもやって、視座を上げていきましょう!
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