【体験レビュー】髪の毛の寄付ヘアドネーションの条件 必要な長さは結んで31センチ～JHD&C（ジャーダック）への送り方

髪の毛の寄付「ヘアドネーション」。

子供用のメディカルウィッグ1つを作るために必要な髪の毛は、なんと30～50人分！！

わたしも周りでも数年前からヘアドネーションする女性が増えてきました。頑張って伸ばしている男の子も極まれですが見かけます。

ヘアドネーションに必要な髪の毛の長さは31センチ以上

ヘアドネーションやってみたい！でも髪の毛の長さってどれくらい伸ばさないといけないんだろう・・？

30センチ以下で送った場合、子供用医療ウィッグの31センチに満たないので、残念ながら医療用ウィッグへの加工はされません。キリがいいように？30センチでヘアドネーションできるという口コミもありますが、日本唯一のヘアドネーションNPO法人「ジャーダック」では31センチが基準なのであと1センチ！を守って寄付しましょう。

ヘアドネーション・髪の毛の寄付をうたう詐欺業者に気を付けて！！

今回、ヘアドネーション体験をレビュー記事にした理由の1つ。

それは、髪の毛の寄付を呼び掛ける詐欺業者が存在するから。

彼らはツイッターやフェイスブックなどで髪の毛の長い女性に「小児がんの抗がん剤治療の副作用などで髪の毛を失った子供のために髪の毛を寄付してくれませんか？」と呼びかけています。

非常に残念ながら、今般のヘアドネーション活動の社会的な盛り上がりを受け、Twitterを悪用して皆様の大切な髪の毛を騙し取っている業者がいるとのご報告がありました。
この件はすでに警察に通報の上、現在詐欺事件としての立件をも視野に入れ対応を検討中とのことです。

当該アカウントは、JHD&CおよびJHD&Cのヘアドネーション活動とは全く無関係であり、JHD&Cから個別に「髪を送ってください」とお願いするようなことは一切ございません。

引用元：NPO法人JHD&C事務局 HPより

わたしも以前「そろそろ髪の毛、切ろうかな」とツイートしたところ、「髪の毛を寄付してください！」とヘアドネーション業者アカウントからコメントがつきました。そのアカウントのフォロワーを見てみると、髪の毛フェチぽい書込みが多数あり・・これは記事にせねばなるまい！と強く思いました。

人毛フェチの人に女性の長髪を販売している業者の存在

女性の長髪に触りたい・・匂いを嗅ぎたい・・体に巻き付けたい・・それは別に構いません。個人の自由です。人毛フェチの人のために女性の髪の毛を売る業者がいても自然です。

ただ、「子供のためのウィッグを作る」と髪の毛の寄付を呼び掛けて、女性の長髪を人毛フェチの人に売る・・気持ちのいい話ではありませんね。

きちんと活動報告をされている日本唯一のヘアドネーションNPO法人「NPO法人JHD&C（ジャーダック）」に送ることをおすすめします。

【ヘアドネーション体験レビュー】

40歳のわたしも、遂にヘアドネーションデビューしました。何が幸いしているのか、白髪はまだありません。ヘアドネーションはグレイヘア（白髪）もOK！

ヘアカラーもパーマもしない伸ばしっぱなしな髪の毛ですが、子供たちの役に立てるのであれば嬉しい！今回ヘアドネーションした流れを載せておきます。

1、ヘアドネーション用にカットを依頼する

ヘアドネーション賛同美容院 という、ヘアドネーション活動に積極的な美容院もあります。

行きつけの美容院がヘアドネーション賛同でない場合は、事前に「こういう風にカットしてください」と担当美容師さんに伝えてみてください。

＞＞ヘアドネーション髪の毛の切り方を見る（PDF）

ヘアドネーション賛同美容室を調べる方法

ヘアドネーション賛同美容院に加入している美容院にはステッカーが貼られていますが、探したい人はこちらで検索できます。

＞＞ヘアドネーション賛同美容室を検索する

2、美容師さんに送ってもらう

ここは美容院にもよるし、お手紙など添えて自分で送りたい！人は自分で送ることも可能です。

髪の毛には雑菌がついているので、カビが生えないように・・なるべく毛髪が痛まないよう保存状態をよくするために、髪の毛についての知識や扱いに慣れている美容師さんにお任せするのが安心です。

ヘアドネーション髪の毛の送り先：ジャーダックの住所

3、受領証が届くのを待つ

ヘアドネーション完了！

・・とはいえ、2年半かけて伸ばした髪の毛が本当にJHD＆C（ジャーダック）に届いたか心配ですよね。

自分で郵送しようかな・・と思っていたら、ヘアドネーション用の髪の毛を受け取り後に、JHD＆C（ジャーダック）から「受領証」が手元に届くシステムになっていました＼(^o^)／

少数精鋭で運営されているJHD＆C（ジャーダック）。受領証が届くまで1ヶ月くらいかかるそうなので気長に待ちましょう。

髪の毛の寄付ヘアドネーション体験談を口コミ

「ヘアドネーションで髪の毛を切ってくる！」そうツイートしたところ、

• わたしも伸ばしてます！
• 家族がやりました！
• はじめて知りました

など、コメントやいいねをいただけて嬉しかったです。

写真でみての通り、髪の毛を束ねたのも美容師さん。カットも髪の毛の郵送も美容師さん。ヘアドネーション当日のわたしは座っていただけ。

手間暇かかりますし、料金的に申し訳ないのでヘッドスパをお願いしました。2年半、重たい髪の毛をキープしてくれた頭皮にもご褒美になったかな(#^^#)

NPO法人 JHD＆C（ジャーダック）の子供用医療ウィッグはアデランスが作っている

子どもたちに無償提供するＮＰＯ法人「JHDAC(ジャーダック)」に協力　寄付された髪を使ったウィッグ製作を開始 https://t.co/mbODxzas29 @PRTIMES_JPさんから

— sarry@ネットでお仕事シングルママ (@meneki_up) 2018年12月18日

日本で唯一のヘアドネーションNPO法人だからといって、まるっと信用する46歳シングルマザー・サリーではありません(・∀・)

JHD＆C（ジャーダック）の活動について調べました・・ら、なんとあのアデランスが子供用ウィッグの製作に協力していました。女性用ヘアウィッグも作るアデランスのタイ工場で作られているそうです。

子供のかぶれやすい頭皮のことも考えて、皮膚にも優しい作り方で作られるメディカル・ウィッグ。

アデランス社は子供用の医療ウィッグを作るだけではなく、長く快適に使えるようにアフターケアにも対応しているそうです。

＞＞アデランス株式会社プレスリリース

ヘアドネーションの【条件】髪の毛を伸ばすために、やっていいことQ＆A

癌の抗がん剤治療の副作用や脱毛症、無毛症で苦しむ子供たちのために私ができることヘアドネーション。

ただ髪の毛を伸ばすだけですが、ちょっと疑問もあったので調べました。

 

グレイヘア（白髪）はあっていい？

髪の毛を伸ばしてる間、ヘアカラー・毛染めしてもいい？

あとで黒色に染めるから白髪や金髪でもOK！

ヘアドネーションをしていて気になる「白髪（グレイヘア）」。寄付された髪の毛は化学処理され、黒色に染めるので、白髪やカラーリングしていても問題ないそうです(#^^#)

30センチの長さまで髪の毛を伸ばすのは、2年～2年半かかる長期戦。真っ黒な髪の毛の色ではくじけそうになることもあります。ちょっとの毛染めができると気分転換もできます！

 

パーマはかけていい？

パーマもOK！ただし髪の毛が切れるほど傷めないで

おしゃれの定番、パーマもかけていいそうです。とはいえ、ウィッグにならないほど髪の毛が痛んでしまっては本末転倒・・髪の毛をなるべく傷めないパーマやヘアカラーを利用したいですね。

 

髪の毛の長さは31センチ以上ないとダメ？

子供の頭皮にやさしいウィッグ製法により、30センチ→15センチのボブヘアになる

30センチ以下で寄付された髪の毛は、評価毛や美容師さん練習用のウィッグとして転売。ウィッグ製作費に充てられます

日本で唯一のヘアドネーションNPO法人 JHD＆C（ジャーダック）公式サイト によると、30センチ以下で寄付された髪の毛は、美容師の卵の練習用ウィッグや、シャンプーやトリートメント、ヘアカラー剤の試験に使う評価毛（ひょうかもう）として転売。得たお金はウィッグの製作費に使われるそうです。

ウィッグを希望する女の子は、少しでも長い髪の毛に憧れています。頭を覆う15センチ程度のボブヘアでも、100％人毛のウィッグはありがたいもの。

とはいえ、同じ女性として長髪に夢見る女の子の気持ちも分かります。次回はもうちょっと長く伸ばしてみようかな・・。

 

髪の毛を伸ばせません。ヘアドネーションに参加できませんか？

人毛を加工したりウィッグを作る製作費を寄付金で支援することもできます

男性の方やどうしても伸ばせない女性の方にもできる支援があります。1口500円からの寄付金です。

または、この記事を拡散してもらうなど「ヘアドネーション活動」を知らない女性・男性に伝えることも充分な支援になります。

＞＞募金で支援する

髪の毛の寄付「ヘアドネーション」体験レビュー：まとめ

ヘアドネーション基準の長さ31センチをカットするために、髪の毛を伸ばした2年半。

できればいい状態の人毛を送りたかったので、ノンシリコンシャンプーや天然成分のヘアオイルで毛先や頭皮ケアなど楽しみました。40歳で白髪なしの髪の毛の秘訣もこの辺にあるのかもしれません。

子供用のメディカルウィッグ1つを作るために必要な髪の毛は、31センチ × 20人分

「人毛のかつらを必要としている18歳以下の子供たち」を支援する髪の毛の寄付ヘアドネーション活動がもっと広がりますように。