- 本当は断りたいけれど、みんなが行くから行かないと・・
- 私がやらなきゃいけないから
- 習慣化していて今さら断るのが怖い
- 断ったら嫌われそう
- もう誘ってもらえないかも・・
- 損しちゃうかも
- ポジティブに考えないと・・
1度や2度なら「こんな日もある」「喜んでもらえてよかった」って思えるけれど、1ヶ月、2ヶ月・・数年と習慣化してしまうとモヤモヤを通り越して身体の健康を壊してしまいます。
結論をいうと、
- 本当は行きたくないのに参加するのは失礼だし
- 私がやらなくても必要なら誰かがやるし
- 丁寧な断り方で伝えればいいし
- 嫌われたり損したらそのとき考えれば良くて
- 誘ってもらえなかったら能動的に誘うこともできる
- 自分の心の機嫌を整えるのにポジティブかどうかは考えなくていい
モヤモヤAさん
そんなモヤモヤを抱えて「心のごきげん力」が低下している人に、ぜひ知って覚えて欲しい「ライフスキル術」についてまとめます。
もくじ
- 1 プロの世界で活躍する人は習得している「ライフスキル術」
- 2 「ライフスキル=生き方の技術」とは
- 3 私らしく生きる第1歩!ライフスキルで脳の習慣を変える
- 4 「今」を楽しく生きることに集中する
- 5 ライフスキルは脳の思考のクセをワクワク脳に変えるトレーニング
- 6 メリット:ライフスキル術が身につくと生きやすくなる
- 7 実際に行かなくてもやらなくても、思うだけで「今すぐ心が整う」のがライフスキル
- 8 ライフスキルは技術なので、いつでも誰でも何才からでも身につけられる
- 9 自分らしく生きる10のライフスキル
- 10 かつては不満や不安がいっぱい・・ライフスキルを身につける前のわたし
- 11 ライフスキルを磨くのに参考にしたおすすめ本
- 12 ごきげん力を高める「ライフスキル」自然体で自分らしく今を生きる術:まとめ
プロの世界で活躍する人は習得している「ライフスキル術」
一般的にはまだ聞きなれない「ライフスキル」という言葉。
スポーツをやっていた人は「メンタルトレーニング」と言った方が分かりやすいかも。スポーツ選手やビジネス界でも、プロの世界で長年活躍できる偉人は、「今」に集中する力(ちから)がズバ抜けています。
「ライフスキル=生き方の技術」とは
ライフスキルとは、日常的に起こる様々な問題や要求に対して、より建設的かつ効果的に
対処するためのスキルと位置づけている。ー引用元:WHO「こども理解のキーボード10」PDFよりー
ライフスキルは、簡単にいえば「生き方の技術」と訳されます。
会社員、主婦、女性、男性、母親、父親、独身、既婚・・立場は違えど、外界とのつながりがあれば必ず生まれるストレスや感情の変化。
生きていくうえで避けることのできない日常の様々な問題を、「自分らしく」解決(対処)していくために必要なものがライフスキル(生き方の技術)。
私らしく生きる第1歩!ライフスキルで脳の習慣を変える
WHO(世界保健機関)が定義する10個のライフスキル を読むと、なんだか堅苦しくて難しくみえますよね。
でも実際にはとてもシンプル。過去や未来への感情に気付き、「今」にフォーカスするだけ・・!人間関係のモヤモヤや不安、ストレスをどうやって解消するか考える必要はありません。
「今」を楽しく生きることに集中する
このページ冒頭に挙げた不安やモヤモヤ、ストレスは「過去」や「未来」に焦点がズームされています。
ライフスキルでは、過去の失敗や良くない経験、未来への過度な不安ではなく、「今」に生きることを思考するのがポイント。
- どうなるか分からない「不確定要素の多い未来」
- 私が決めることはできない「他人の言動」
- 過去のネガティブな経験・失敗からの過度な不安
これらに心が支配されてグラグラ揺れたりモヤモヤしている自分に気付くことができたら、次は「今を一生懸命生きる・楽しむ」ことを考えるだけ。
ネガティブ脳になっている思考のクセを「わくわく脳」になるように習慣化してしまうのです。
ライフスキルは脳の思考のクセをワクワク脳に変えるトレーニング
ネガティブな感情にとらわれている思考を「わくわく脳」に育てる、というと、ポジティブ脳が浮かびます。
しかしここでは、わくわく=ポジティブである必要はありません。あなたにとって「ワクワク」することならば、人からみてアンポジティブでもOK!自分軸で考えます。
ポジティブシンキングである必要はない
例えば、参加をためらう誘いを断って自宅で1人、スーパーで買って帰った半額のお惣菜を食べながらダラダラとテレビを見て連休を過ごす・・「わたしって女子力低いかも・・」友人のリア充SNS投稿をみて落ち込むかもしれません。
ポジティブよりもどちらかといえばアンポジティブさを感じるシーン。
しかし「ライフスキル」ではポジティブかどうかは必要ありません。ポジティブかどうかではなく、「今のわたしが満足(ハッピー)かどうか?」に注目します。
- 行かなくていいかな・・という誘いを断った
- 疲れてる自分をいたわって総菜を買った
- 他人の目を気にせず半額で購入、節約できた
- 連休だからどこかへ行かなきゃ、という思い込みを捨てた
他人にどう思われるか?やポジティブかどうかが基準ではなく、「自分がどうしたいか」「どうすれば自分がごきげんで過ごせるか」で考えるのがライフスキル。まさに「生きやすくするための技術」。
メリット:ライフスキル術が身につくと生きやすくなる
例えば「対人関係のストレス」があるとき。ストレス解消法として挙げられるのは、
- ショッピング
- お酒
- おしゃべり
- グチる
- 美味しいものを食べる
- 紙に書きだす
- カラオケ
もちろん、上記のことをやってストレス発散することも大切。でも、例えば小さな子供と四六時中いっしょに過ごす主婦(主夫)には難しいです・・(できて紙に書くくらい)。誰かの協力を得なければできません。
紙に心のモヤモヤを書き出してぐしゃぐしゃ・・ポイ!してスッキリできることもあるけれど、人の悪口を書いている自分・・好きですか?ワクワクしますか?あなたのココロがごきげんになるならばもちろんOK。
また、ショッピングや飲酒は依存的になると新たなストレスの元になることも。
ストレスだらけで食べまくるのも太りすぎたり、初めは快く聞いてくれたグチも毎度のことだと友人やパートナーからうざがられてしまうことも・・。そういう自分、好きですか?文句言ってる自分の顔をみて素敵だなって思いますか?楽しいんだったらもちろんOK。
しかし、カラオケやお酒を呑まないと「今すぐ」ご機嫌になれないのだとしたら、カラオケに行けるときまでモヤモヤを引きづったまま過ごすことになります・・。
実際に行かなくてもやらなくても、思うだけで「今すぐ心が整う」のがライフスキル
ライフスキルでは、例えばカラオケに行ってスッキリする自分を想像することで、心に溜まったモヤモヤや不満を「リセット」します。実際に行わなくても解消できるのがストレス発散法との違い。
文句ばっかり言ってても他人は変わりません。自分のココロのごきげん力を整えると(脳が)不満を感じにくくなるので不満に気づきにくくなります。心が満たされるので自然と笑顔になり、わくわくにつられて人やハッピーなことが寄ってくることも。
不満や文句を言うのはダメ?
文句や不満ばかり言うのが悪いとは言いません。グチを言い合うことでワクワクしてハッピーな気持ちになれるならそれがあなたのライフスキル。
ネガティブはダメ?
ネガティブはダメってことでもありません。じっとこもって1人で過ごすことが他人からみてネガティブでも、「本人が満足でごきげんでいられる」のであれば、ライフスキルとしては目的を達成しています。
ライフスキルの素晴らしいところは、自分がどうしたいか?どうしたらご機嫌な自分でいられるか?「今」に集中して考えるように脳を切り替えるところ。
ライフスキルは技術なので、いつでも誰でも何才からでも身につけられる
ライフスキルは、まだ起きていない未来への過度な不安や過去のトラウマなどから「今」に集中できず思考がストップしてしまい、モヤモヤから抜け出せずにいる脳の習慣を変える技術。技術なので、練習すれば何才からでも、誰でも習得できるもの。
とはいえ、急に脳を切り替えるといっても、本当に疲弊しているときは何にもワクワクなんてしません。そんなときは体の休息を優先しましょう。
脳をどう切り替えればいいのか迷ったら、「どうすれば自分のパフォーマンスを上げられるか」についても考えます。
- 睡眠を優先することが良い結果を得られるなら、睡眠をとる
- 人と会うことで良い結果を生むと思うならば、少々寝不足でも外へ出る
イライラして機嫌の悪い自分より、ニコニコして機嫌の良い自分でいた方がパフォーマンスが上がることはスポーツ界では周知の事実。
プロスポーツ選手やその業界で活躍する人に悩み事を相談すると、「それ、今考える必要あるの?」って言われます(グサッてくるやつ・・)。自分ではどうにもできないことを悩んでる時間があったら、どうしたらいいか楽しくなれるか、成功するか考えたら?って。
sarry(さりぃ)
実はライフスキルは、世界保健機関(WHO)からも推奨されている技術。10のライフスキルをあげています。
自分らしく生きる10のライフスキル
自分らしく生きる技術「ライフスキル」として世界保健機関(WHO)があげているのは以下10こ。
- 意思決定
- 問題解決
- 創造的思考
- 批判的思考
- 効果的コミュニケーション
- 対人関係
- 自己意識
- 共感性
- 情動への対処
- ストレス対処
これら、10このスキルを身に着けると「自分らしく生きる」ことができるそう。けっこう難易度が高く感じますね・・(笑)
教育課程でもおすすめされているライフスキル学習(スキル学習)
WHOが掲げるライフスキルの10項目(Life Skills Education in Schools より)
WHOでは、1994年各国の学校の教育課程にライフスキルの修得を導入することを提
案している。ー引用元:WHO「こども理解のキーボード10」PDFよりー
自分らしく生きる技術「ライフスキル」は、「子供たちに身につけさせたい生き方の技術」として10年以上前から教育現場でも導入を推奨されています。
sarry(さりぃ)
かつては不満や不安がいっぱい・・ライフスキルを身につける前のわたし
わたしも離婚前後は不満や不安がいっぱいでした。
- なんで伝わらないんだろう・・
- 男の子2人だから父親がいないと荒れてしまうかも
- 実家は遠方だしワンオペで大丈夫かな
- 私が死んじゃったら子供たちどうなるんだろう
- わたしがしっかりしなきゃ
でも、
- 気持ちを伝えた後、どうするかは相手の自由
- 「今」は子供たち荒れてない
- 婚姻中もほぼワンオペだった
- 「今」できることをしておこう
- 自分軸を見失わないためにも、まず自分が楽しむ姿をみせよう
シングルマザーですし、能天気に自分勝手には生きられません。
やりたくなくてもやらなきゃいけないこともあるかもしれません。そんなときは、「どうしたら少しでも楽しくできるかな?」と思考するようになりました。
ライフスキルを磨くのに参考にしたおすすめ本
「もっとストレスフリーで自分の軸をしっかり持った女性になりたい」そう思い色んな本を読みました。
メンタル強化やビジネス書などいろいろ・・!
その中で特に役立ったのが以下の3冊。
素敵な女性になるおすすめ本(1)No.1メンタルトレーニング
プロアスリートはミスや調子が悪いとき、いかに早く思考を悪い感情から切り離すかが重要。
「次も失敗するんじゃないか・・」といったネガティブに陥らないために、指を鳴らしたり道具を磨いたり、ジャンプしたり・・成功したときに取るようなポジティブな動作をあえて取り入れることで、身体から脳をポジティブに変換します。
ネガティブな脳の思考に陥る前の対処がとても参考になりました。
素敵な女性になるおすすめ本(2)神崎恵「わたしを幸せにする41のルール」
30歳を過ぎてから美容家になった神崎恵さんの本。
美容術やモテ女の秘訣などに特化した本もありますが、「わたしを幸せにする41のルール」は写真より文字が多く、神崎恵さんが美容家として活躍する前の離婚や子育て、仕事への葛藤などが書かれています。
その後、再婚して第三子を出産後の身体の変化など、仕事と子育て、母業・妻業をこなしつつ、ギスギスしない柔らかい美ボディを保つ秘訣や物事の考え方がとても参考になりました。
「今より上にいきたければ、プラスの努力は必ず必要」
なかでも私が好きな言葉がこれ。
「そのままのあなたでいいんですよ」という女性向けの本に、私はちょっと違和感があります。今より愛されたいなら愛される女性になる努力は必要。今のままでいいなら今の努力をキープすればいいけど、加齢などで老いていくことを考えれば今をキープするためにも今以上の努力は必要。
1日10分、もうひと手間の努力が必要なことを正直に書いている神崎恵さんに惚れました(*^^*)
素敵な女性になるおすすめ本(3)亜希さん「亜希のことば 私を幸せにしてくれるヒト・コト・モノ」
亜希さんのことはちょっと先ゆく素敵な女性として、母として尊敬しています。
亜希さんのLINE@ブログやミモザ、女性誌の原稿などで知る程度ですが、男児2人を育てるシングルマザーとして、芯のある優しさや強さ、母親としての温かさを感じます。
怒りは手放す
この本の中では、前夫(清原和博さん)への想いも書かれています。きっと多くの女性が知りたかった当時の母として・妻としての感情やその後の子供との暮らしのこと。子供を守りながらのトラブルへの立ち向かい方・・
反抗期に向かう男児を育てる私の参考図書です!
ごきげん力を高める「ライフスキル」自然体で自分らしく今を生きる術:まとめ
ライフスキルは、生き方の技術。ポジティブかどうかは関係ありません。
自分にとって何が楽しいか?どうしたら生きやすくなるか?「今」に集中して思考する脳のトレーニングです。自分軸で考えるので、人や周りを批判することもありません。
sarry(さりぃ)
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